メイトさん2名を迎え、作業がスタートしました・9/27

「刑務所の中にファッションブランドをつくりたい」
2021年、東京藝術大学美術学部DOORプロジェクト受講生数人で始めた「みとびらプロジェクト」。
2022年9月27日、山口県にある刑務所:美祢社会復帰促進センターで、2名のメイトさん(若年の女子受刑者)を迎え、着物地を使った新しいファッションブランドNIJIMUの縫製作業がスタートしました。

縫製を指導して下っている先生からは、
・メイトさんの理解が早く、思った以上に手際が良くて驚いた。
・みとびらプロジェクトの内容を説明すると、目をキラキラさせて喜び、嬉しそうに商品の見本や素材に触れている姿から、感動してくれている様子が伝わってきた。
・縫製を通じて心が通いあえたようで嬉しかった。

との連絡をいただきました。
<私たちが「メイトさん」と呼ぶ理由>
民間の立場で刑務所の作業に参加する私たち。ファッションに関わる者として、このブランドを育てていく仲間として、一緒に成長していきたい。だから、私たちは彼女たちのことを「メイトさん」と呼ぼうと決めました。

立ち直りを目指す彼女たちの手で、行き場のなくなった着物地や服飾資材を、新しいアートファッションスタイルへと変えていく。その変わりゆくさまを、みんなで共有・共感し、想いがにじみあえば、喜びを共有しあえるはず。

「刑務所の中にファッションブランドをつくりたい」
刑務所や犯罪とは全く無縁だった私たち。ここまで来れたのは、アパレル関係をはじめ様々な企業・団体からのご支援、何よりプロジェクトに共感いただいている皆さまからの応援のおかげです。

多くの皆さまの気持ちに支えられた日本初のファッションブランドであること。
その第一期生であることを知ったメイトさんたちは、目をキラキラとさせて 手の感覚を経験値に高めようと学びはじめました。
皆さまからいただいた温かいお気持ちを大切にしながら、私たちも一緒に成長していきたいと思います。
これからも見守っていただけますと幸いです。

<メイトさんが最初に取り組む「あずま袋」:基礎的な縫製技術が習得できるようデザインしている>

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