みとびらプロジェクトとは

日本初の
『刑務所の中にあるファッションブランド』を
中心とした産官学連携のプロジェクトです。

アパレル産業と
法務省矯正局と
東京藝術大学 美術学部 Diversity on the Arts Projectが
手を取り合い、アートxファッションで
刑務所と社会を変えていきます。

多様な人たちとの“困っていること”を共有し、
ビジネス+社会モデルで捉え直し、
「働く」を多様化させ
可視化するプロジェクトです。
捨てられないもの、処分しづらいものを
本来の価値へ戻して、ものづくりのプロと
それぞれの立場の知見を生かし、
新しい可能性をライフスタイルに
伝えるデザインを発信します。
多様な作り手たちと対話し、
一緒に考えあうプロセスを大切にした
ソーシャルブランドを介して
様々な環境の人たちと共存し、
ファッションで繋がりあえる
心豊かな社会還元を実現します。

3つのとびら

1. 困りごとをみんなで困る【可視化】
2. 対立ではなく重なりを探る対話を【双方向性】
3. 埋もれてしまったものの価値を見出す【再認識】

#1 背景

刑務所内での
安い ・ 単純な・社会から見えない作業が
社会的な孤立を再生産している。

1ヶ月働いて支給されるお金は約4千円。

1ヶ月働いて支給されるお金は約4千円。
3人に2人が出所時に支給されるお金が5万円以下。

少なくない単純作業

単純作業が多く技術の習得は期待できず、仕事のやりがい(社会とのつながり)も感じにくい。

誰にも言えない空白の期間

誰にも言えない空白の期間があることで、社会的に孤立しやすい。

#2 私たちの使命

はたらく、ということ。
それは、日々の生活を整え、私らしい未来を
自ら切り開いていく人生の営み。
だから、希望や幸せに満ちたもの。
自分に合った仕事に就くことさえ難しい人が
1,600万人もいる日本。
ひとそれぞれ、だから?
みんなでこまることができれば、
そんな分断も越えていけるはず。
ファッションを通じて、
みんなでこまる仕組みを社会に届け、
扉を開いていく。

刑務所からの社会復帰

人や社会とのつながりのある作業を通じて、やりがいや誇りを持ちながら働く経験を積み、未来の生きがいにつなげる。

#3 「みんなでこまる」ファッションブランド

アパレル・ファッション業界のデザイナーたちと
東京藝術大学 美術学部 Diversity on the Arts Projectと刑務所が、
それぞれの知見を活かして製品の企画・
作業工程の検討・製造を行い、
ソーシャルブランドの名前で販売します。
デザイン性の高い製品の作製や
その過程を可視化することで
市場や消費者とつながり、受刑者は
多様な作り手となります。
このプロジェクトはやりがいや幸せを
感じながらはたらくことを通じて、
社会復帰に必要な技術や
経済的な足がかり・社会とのつながりを
創り出すことを目的とします。

3つの力

・産:アパレル産業
・官:法務省矯正局
・学:東京藝術大学 美術学部 Diversity on the Arts Project
産官学の連携と作業工程の可視化により、
受刑者を多様な作り手に。

プロジェクトの基本的な考え方

1. “その人”をセンターに置いた作業工程
2. 製品の企画・作製プロセスの可視化
3. やりがいと社会復帰に必要な技術
4. 社会と作り手をつなげる

#4 プロジェクトキャラクター『タイ』

法の旧字体「灋」には中国の神獣「廌(タイ)」が入っている。

プロジェクトキャラクター『タイ』

人の戦うのを見れば其の邪悪なものに触れ、人の論を聞けば不正の方を噛むという中国の神獣。
悪いことをした人はタイの角に突かれ、
【川】に流される=【去】る。

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