冬が舞い戻った日に藝大で

●はじめに

 能登半島地震で亡くなられた方々には衷心からお悔やみを申し上げるとともに、被災された方々にお見舞い申し上げます。 被災地の皆様の安全と一日も早い復旧・復興をお祈りいたします。

●冬が舞い戻った日に藝大で

 12月中旬に藝大で、みとびらブランドNIJIMUの撮影を行いました。 みとびらとしては、ほぼ1年振りの撮影でした。 当日は冷たい風が吹いていましたが、日差しは明るく暖かく、色とりどりの枯葉が足元で楽しげに踊っていました。 今回モデルをお願いしたのは皆さまお馴染みの李さんと、現役藝大生でモデルは初めての方でした。 初めての撮影でさぞかし緊張したと思いますが、カメラマンの北澤さんが動きを付けてくれたり、李さんがアドバイスをしてくれたりと、時折笑い声も起こる和やかな撮影となりました。

●何故、似合うのか?

 実は撮影時に、毎回感じる疑問があります。 モデルの方は、身長も違うし、顔立ちも、醸し出す雰囲気も違います。 なのに何故、それぞれの方に誂えたように似合うのか? 今回はその点について、理由を考えてみました。 NIJIMUは和服地を使用しているので、服も直線で構成されており、畳むと平面になります。 その平面の服が着る人の体によってニュアンスが付いて、その人自身の「素」の良さを、際立たせているように感じます。 自然と現れて来る、着る人の個性。 それが好ましい印象(=似合う)の、基になっているのかもしれません。 頑張らなくても似合う服。 着る人の美点が現れる服。 みとびらは、そんな服を作っているのだなと改めて感じました。

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